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ギャッベとは?

カシュカイ族の織る100%手織り、100%ウール、100%イラン製の手織り絨毯

ギャッベ(ギャベ/Gabbeh)とは、イラン南部シラーズを中心としたファルス州で古くから遊牧生活を送るカシュカイ(Qashqai)族の織るウール100%・手織りの絨毯のことです。 (そのためイランのカシュカイ族以外が織ったものは、正しくはギャッベとは呼べません)
ギャッベに描かれているモチーフは、 ザクロス山脈のふもとで暮らす遊牧民が、毎日目にする風景。大家族が一緒に暮らす大きなテント、羊やヤギ、そして遠くに見える山々や草原。 そして時折、風景に溶け込むように人間たちの姿が登場します。
手紡ぎ・草木染・手織りで作られるギャッベは、同じものが存在しない世界にひとつの絨毯です。


ラクダを連れて夕暮れの原野を歩く

生活の知恵から生まれたギャッベ

寒暖差の激しい地域で快適に暮らす工夫

夏は45度、冬はマイナス20度にもなる、寒暖の差が激しい地域で昔から織り継がれてきた絨毯であるギャッベは、遊牧民の暮らしに適応した優れた機能があります。 ギャッベに使われているウールは保温性、吸湿性に優れていて、見た目から想像するより夏でもサラリと快適。一方冬は、長い毛足が空気を含み、地面からくる冷たさをさえぎります。
遊牧民の生活に欠かせないギャッベは大切な財産でもあり、夏冬の移動の際にはくるっと丸めてラクダの背にしばりつけ運びます。耐久性にも優れ、時には何世代にもわたってテントの中で使われるのです。


羊たちもカシュカイ族の大切な財産

受け継がれる手仕事の伝統

ギャッベには織り手=女性の感性・願いがこもる

ギャッベを織るのはカシュカイ族の女性たちの仕事。母から娘たちへ代々織り継がれてきたものです。
素朴でかわいらしいモチーフや、大胆な色使い、自由なデザインも、彼女たちの感性や願いが反映されたものでしょう。


毛糸を紡ぐカシュカイの女性


姉妹で協力して一枚のギャベを仕上げます

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