2008年の結成以来、常に魅力的なオリジナル曲とスタンダード解釈でファンを魅了してきた外山安樹子トリオ[外山安樹子(pf)、関口宗之(b)、秋葉正樹(ds)]。ライス・レコードからはこれまでに『Tres Trick』『スノーイング・タウン』『TOWARD THE 11TH』の3作をリリースしてまいりました。その後全曲スタンダードに挑んだ『レターズ』を挟んで再びライス・レコードから発表することになったのが、フル・アルバムとしては7作目となる本作。本作はそのタイトルのとおり“コロナ禍からの再出発”をテーマにした内容。コロナ禍においてはそれまでのライヴ中心の活動スタイルは制約を受けてしまいましたが、それでも2020年5月にはメンバーが自宅からリモートで演奏した新曲「まっすぐに」をネット配信で発表するなど、逆境を糧にしたような活動も行ってきました。本作ではそんな時期に生まれたオリジナルを多く含んでいて、これまでに『ジャズ批評』誌にてジャズメロディ賞を何度も受賞するなど、大変定評のある外山のペンによる楽曲を中心に収録しています。 (C)RS