デンマークを代表する現代作曲家ベント・セアンセン(ソレンセンとも)。彼が音で語る宇宙には、孤独、郷愁、喪失感や離別の悲しみが盛り込まれていると評されています。このアルバムに収録された「L’Isola della Citta 都市の島」は三重協奏曲の形式を取る作品。セアンセン自身が語る「この音楽は、私の他の音楽のほとんどがそうであるように夜に書かれたため、夜の雰囲気が広がります」この言葉そのままに、ヴァイオリン、チェロとピアノがオーケストラと静かな語らいを繰り広げます。これまでにもセアンセン作品を数多く演奏しているトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲンの3人がソリストを務めています。「交響曲第2番」は古典的な形式を持つ作品。豊かな楽想と旋律を備えた聴きごたえある曲です。ユッカ=ペッカ・サラステが指揮するデンマーク国立交響楽団の演奏で。 (C)RS
録音年:2021年8月23-25日、2020年2月27-28日/収録場所:Koncertsalen, DR Koncerthuset,Copenhagen (デンマーク)