前作『STRING THEORY』がBBC Music Magazineで絶賛されたアメリカ在住のフランス系カナダ人作曲家、ピエール・ジャルベール。このアルバムでは、彼と長らく良い関係を築いてきたエッシャー弦楽四重奏団の演奏による3つの作品を聴くことができます。また「エア・イン・モーション」でフルートを吹くキャロル・ウィンセンスの活動50周年も祝しています。3つの作品はそれぞれ異なるインスピレーションから生まれており、弦楽四重奏曲第4番は螺旋や波形、迷宮などからアイディアを得たといい、また弦楽四重奏曲第6番は、ベルのような音を出す小さな円盤を用いて、儀式を想起させる作品となっています。エア・イン・モーション」はタイトル通り、金属柱を通り抜ける空気の流れが作品の元になっています。 (C)RS