ルーマニアの作曲家、リヴィア・テオドレスク=ショケニアの作品集。交響曲、協奏曲、カンタータという3つのジャンルで彼女の個性を発揮しています。「アルキメデス・シンフォニー」は古代ギリシャの科学者アルキメデスの死から着想を得た作品。シラクサでの戦いの際、研究にふけっていたアルキメデスの最期の言葉「私の円をこわすな!」が第2楽章のモティーフになっています。他には目もくらむような音が乱舞するフルート協奏曲「Rite for Enchanting the Air 」、ビザンティン文化とカトリックの典礼の伝統を融合させた「Mysterium tremendum」の2曲を収録。どれもルーマニア民謡にルーツを持つ、どこか懐かしい肌触りを持つ作品です。 (C)RS
録音年:2002年5月24日、2011年5月27日、2016年5月25日/収録場所:Mihail Jora Concert Hall of the Romanian Radio Broadcasting Company(ルーマニア)