デンマークの作曲家でヴィジュアル・アーティストとしても活躍するマルティン・ローセが友人のアコーディオン奏者ビャーケ・モーエンセンのために書いた2作品を収めたアルバム。モーエンセンは故郷ボーンホルム島の断崖絶壁の上で演奏することを夢見ており、その話を聞いたローセが思いついたのが「Echoes off Cliffs 断崖のエコー」。アコーディオンに加え、エレクトロアコースティックと6つのスピーカーを使って、この断崖特有の音響体験を再現しようとしています。もう1曲の「黒い太陽:ムクドリのつぶやき」は、ギターとアコーディオンの二重奏。デンマークでは秋の空を大群で渡るムクドリの群れを「黒い太陽」と呼び、その群れが描き出す刻々と変化するパターンと太陽の光をイメージしています。 (C)RS