テッサロニキのマケドニア大学で吹奏楽団とビッグ・バンドを指導する、指揮者、作曲家、サクソフォン奏者アタナシオス・ゼルヴァスが、2012年から2021年にかけて作曲した歌曲集『リアの歌』を収録。詩を手掛けるのはアテネ生まれのリア・シオムーで、「What my Heart Knows」のみ彼女の娘ゼニア・スタモーリスによるものとのこと。スカンジナヴィアの古い歌を思わせる、叙情的で少し寂し気ながら深い情念を秘めるようなメロディラインが魅力です。アルバム後半は、収録された詩のシオムーによる朗読を収録。ブックレットに詩の掲載はありません。 (C)RS