17世紀から19世紀初頭の作品を得意とする指揮者ヴォルフガング・ブルンナーと、1991年に彼が設立したザルツブルク・ホーフムジーク。彼らは、以前にも管楽のための協奏曲集や、歌劇≪夢≫≪自然の真実≫など、ミヒャエル・ハイドンの知られざる作品を録音しており、このアルバムでもジングシュピール≪落穂拾い≫と1765年のカンタータ『Ninfe in belli』の2作を紹介しています。≪落穂拾い≫は1778年にオーストリアのクレムスミュンスター修道院劇場のために書かれたジングシュピール。落ちていたトウモロコシの種を拾い、盗人と非難された貧しいエミーリエが救われるまでの物語です。モニカ・マウフをはじめとした歌手たちの、美しいアンサンブルをお楽しみください。かたや『Ninfe in belli』は、1765年1月19日に、バイエルン公妃ヨーゼファがランバッハ修道院に滞在した際の機会カンタータ。後にミヒャエル・ハイドンの妻となるソプラノ歌手マリア・マグダレーナ・リップがソロを歌ったと推測される華やかな作品です。 (C)RS
録音年:2019年9月28-30日/収録場所:Solitaire of the University Mozarteum Salzburg (オーストリア)