ジョン・コルトレーンとのラストツアーとなった1960年・欧州ツアーからは、パリ、ストックホルム、そしてコペンハーゲン公演のライヴ音源が、近年やっと陽の目を見たが、まだ未発表ライヴは残されている。こちらは4月8日のスイス、チューリッヒ公演。この日は珍しく4年前のアルバム『リラクシン』から「If I Were a Bell」を演奏。熱くなったコルトレーンのアドリブは長尺になり、実に17分にも及んだ。そしてマイルスのベストのソロが聴ける「So What」は、語り継がれる名演となる。地元放送局に残された高音質マスターから収録。 (C)RS