いわゆるブラック・メタル・バンドの中で、北米/ヨーロッパに於いてトップ・クラスの人気とセールスを誇るWOLVES IN THE THRONE ROOM。ブラスト・ビートやトレモロ・リフといったサウンド・スタイルは踏襲しながら、悪魔崇拝的な邪悪さは持ち合わせず、自然界に対する畏敬と過度な文明社会に対する警鐘の念をテーマに現在までに7枚のスタジオ・アルバムをリリース。どの作品も神秘的かつドラマティック、類稀なる構成力を持って生み出した長尺の楽曲と世界観を持つ。本作は直近作『Primordial Arcana』(2021)に続くEPで、連作と呼ぶべき内容。首謀者Weaver兄弟に加え、今回は結成当時のメンバーCedar Serpentが久々に参加。より深い洞察と探求で文字通りのエピックを紡いでいく。 (C)RS