日本のインディ・レーベルの先駆けとして1969年に産声をあげ、70年代末に活動を終了したURC(アングラ・レコード・クラブ)。高田渡、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、はっぴいえんど、岡林信康、その他多くの先鋭的な才能が集ったURCは日本のフォーク/ロックの祖と言える存在。その発売権が2023年ソニーミュージックに移り、6月よりスタートしたURC名盤群のCD再発シリーズ第四弾。『満員の木』は、五つの赤い風船の解散後に着手した、西岡たかし初のソロ・アルバム。曲作りからレコーディングのすべての行程を西岡自身でこなし、多重録音の手法を効果的に駆使して仕上げた名作。タイトル曲は米レーベルLight In The Attic監修コンピのタイトルに。欧米でも高い評価を受けている。