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1980年代から1990年代にかけてカセットテープは大流行し、それに伴いカセットプレーヤーも多くの世代に普及しました。
しかし、現在ではカセットプレーヤーの構成部品のサプライチェーンがほとんど存在せず、CP13の開発は初期段階に非常に困難を極め、開発中止の危機に瀕しました。
しかし、長い時間をかけて開発を着実に進め、ついに今回の発売に至りました。
クラシックなスタイルで音楽を懐かしむ一方で、常に新しい音楽の楽しみ方を模索するCP13では、慣れ親しんだ心地よいピュア・アナログ・サウンドを再び楽しむことを実現しました。
P13は、直径30.4mm、厚さ4mmの超大型純銅製フライホイールを採用しています。このフライホイールは高品質の銅素材で作られており、一般的なカセットプレーヤーに搭載されているものよりも大きな直径です。これにより再生時にテープのリールがスムーズに動き、回転むらを示すワウ・フラッターを極めて低レベルに抑えることが可能になり、より安定した高音質を実現します。
CP13は、4.2V電源で駆動する高電圧モーターを採用しています。これは一般的なカセットプレーヤーで用いられる1.8Vや3Vよりも高い電圧です。
この電源は、モーター速度安定化回路と連動しており、必要に応じてモーターの抵抗を増加させることで動作速度を安定させます。
妥協のない部品選定を行うことにより、品質に優れたヘッドのみを厳選しています。さらに、CP13の製造方法を厳格に管理し、テープを読み取る磁気ヘッドの左右のチャンネル差を一般的なカセットプレーヤーよりもはるかに少なく、最小限に抑えています。さらに、磁気ヘッドには厚みを増したカバーを採用することで、外部干渉に対する保護や耐摩耗性を向上させ、長寿命化を実現しています。ヘッド構造はバランス回路設計を採用し、より安定した信号伝送、高いS/N比、低歪みを実現しています。
CP13のオーディオ回路は、磁気テープヘッドから信号増幅に至るまで、完全にアナログ回路で構成されています。これにより、クラシックなアナログ音質を実現しています。
CP13では、「キング・オブ・オペアンプ」として知られるJRC5532を採用しています。
このオペアンプをフルアナログオーディオ回路に搭載することで、親しみやすく心地よいサウンドが印象に残るでしょう。
CP13は、入念に作られたオールアルミニウム合金のダブルカラーケースが特徴です。角型でありながら丸みを帯びたデザインを完璧に引き立てるネジのない構造から、人間工学と調和した美しさを感じていただけます。また、アルミニウム合金製のボリュームノブには、大型のアナログボリュームポテンショメーターが配置されています。
一般的なカセットプレーヤーに使用されるフラットなポテンショメーターと比較して、信頼性が高く、安定したサウンド調整を実現するだけでなく、使用感も向上しています。
CP13は、長時間バッテリー駆動が可能で、1800mAhのリチウム電池を搭載しています。通常のバッテリーよりも長時間電力を供給し、13時間のバッテリー寿命と268日間の待機時間を実現しています。 さらに、デュアルモード電源を採用しており、5V電源アダプターに接続するとUSB Type-Cポートから充電できます。FIIOによる安全な充電回路設計により、CP13を充電しながら使用することができ、途切れることなく高音質サウンドを楽しむ安心感を実現しました。
FIIOはCP13を可能な限りコンパクトにすることにこだわり、厚さ31.8mmという薄さとコンパクトさを実現しました。