ニール・ショーンについて多くの説明は必要ないだろう。 彼がギタリストを務めるアメリカの超人気ロック・バンド、ジャーニーは、いくつものプラチナ・ディスク、 ゴールド・ディスクを獲得。「Any Way You Want It」、「Separate Ways」といった名曲の数々は、 ジャーニーの名を知らないものであっても、必ず一度は耳にしたことがあるはず。
そんなニール・ショーンが、ジャーニーの創設メンバーであるグレッグ・ローリー(Vo,Key)、 そしてやはり元ジャーニーのディーン・カストロノヴォ(Dr,Vo)らと共に、 「バンドの全時代を網羅したセットリストをプレイする」というコンセプトで始めたプロジェクトが、 ジャーニー・スルー・タイムである。 この度リリースされるのが、彼らが2018年2月9日、サンフランシスコで行ったコンサート模様を収録したライヴ映像作品。 ベースにマルコ・メンドーサ(シン・リジィ、ホワイトスネイク、ザ・デッド・デイジーズ、ディスティニア等)、 キーボードにジョン・ヴァーンを迎えて行われたこの日のライヴは、17年10月に起きたベイエリア北部の 大火事被災者救済を目的としたベネフィット・ショウ。 この日も70年代の作品を中心としたセットが披露され、ソールドアウト超満員のオーディエンスを大熱狂させた。 その名もズバリ『ジャーニー・スルー・タイム』と題された今回のライヴ・アルバムには、 「Don’t Stop Believin’」、「Separate Ways」、「Wheels in the Sky」等のヒット曲、名曲、 そしてサンタナやティト・プエンテのカバーを含む、この日のステージ模様が、全29曲という大ボリュームで収録されている。