入手困難な音源や未発表曲を収録した『Genius + Love = Yo La Tengo』が約20年ぶりに再発!!
2023年に、通算16作品目となるニュー・アルバム『This Stupid World』をリリースし、FUJI ROCK FESTIVAL ‘23に出演。その後に開催された東名阪を周る日本ツアー及び東京追加公演をも完売させた、今年結成40周年を迎えるUSオルタナシーンの重鎮、ヨ・ラ・テンゴ。ここ日本でも絶大な人気を誇るバンドが1996年にリリースした、1988年から95年にかけて録音された入手困難な音源や、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやダニエル・ジョンストン、ラモーンズのカバーなどの未発表曲を2時間以上収録し、巨匠グレッグ・カルビがマスタリングを担当した『Genius + Love = Yo La Tengo』が、約20年ぶりに再発されることが発表され、日本限定でCD化することが決定した。
1枚目には、ステレオラブによるレーベル〈Duophonic Super〉のスプリット・シングル用に、1995年のUKツアーのためにバンドの練習スペースで録音した「Evanescent Psychic Pez Drop」、1986年当時は「White Rabbit」というタイトルであり、映画『I Shot Andy Warhol』のサウンドトラック用にリメイクされた「Demons」、ファンの間で根強い人気を誇るEP『That Is Yo La Tengo』に収録されている「Fog Over Frisco」と「Walking Away From You」、ワイヤーのカバーである「Too Late」、ジョン・ケイルのカバーである「Hanky Panky Nohow」、『A Matter of Degrees』という映画で流れた「Something To Do」、US音楽シーンの重要人物ジャド・フェアとSnack Timeスタジオで午後を過ごし、16曲ほどを作曲し録音したうちの1曲である「Ultra-Powerful Short Wave Radio Picks Up Music From Venus」、『Electr-o-pura』のアウトテイク「Up To You」、80年代アメリカ青春映画の金字塔『初体験/リッジモント・ハイ』に収録されたジャクソン・ブラウンの曲のカバー「Somebody’s Body」、ジェイムズ・マクニューが初めてレコーディングに参加した「Artifical Heart」、「Walking Away from You」のB面に収録された「Cast A Shadow」、ブライアン・イーノもカバーした、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの代表曲の一つのカバー「I’m Set Free」、『Fakebook』に収録されている「Barnaby, Hardly Working」、スペインのレーベル〈Radiation〉の2枚組7インチ・コンピレーション『This Is Art』用に提供した「Some Kinda Fatigue」、ダニエル・ジョンストンのカバーであり、WFMUの収録中にライヴ録音され、ダニエル本人が電話でヴォーカルをとった「Speeding Motorcycle」のライヴ・ヴァージョンの計16曲が収録。
2枚目には、『From a Motel 6』CDの収録曲としてリリースされた「Nutricia」、メンバーであるジョージア・ハブレイの姉妹が制作したアニメ映画のサウンドトラックに収録された「Her Grandmother’s Gift」「Too Much, Part 1」「Too Much, Part 2」「One Self: Fish Girl」「Enough」、『Painful』のデモのうちの2曲「From A Motel 6 #2」「From A Motel 6 #1」、ジョージアが練習スペースでフラストレーションをぶちまけた「Gooseneck Problem」、ユリナルズのカバーである「Surfin’ With The Shah」、『Here Comes My Baby』のCDからの1曲「Ecstasy Blues」、日本のファンジンに提供したものであり、ラモーンズの代表曲をサーフ・ロック調にカバーした「Blitzkrieg Bop」、『Painful』のレコーディング中にジョージアがフラストレーションをぶちまけた「Drum Solo」、元々はポップな楽曲の壮大な別ヴァージョン「Sunsquashed」の計14曲が収録されている。