スリランカを代表するコンポーザー・ピアニスト、タニャ・エカナヤカ。GRAND PIANOレーベルから『惑星と人類 - ピアノ・リフレクションズ』『12のピアノ・プリズム』など複数のアルバムをリリース、国際的な活躍を続けています。NAXOS WORLDレーベルから新たにリリースされる今作、2021年から22年にかけて作曲された43曲のピアノ独奏のための作品では、人生の美しさ、儚さ、複雑さ、明快さを探求しています。コレクション1の「18のピアノ・スートラ(経典)」は、地球上の6つの大陸に広がる18の消滅危機に瀕している言語、あるいはすでに消滅した言語などで歌詞をつけた世俗の歌からインスピレーションを受けています。コレクション2の「25の南アジアのピアニズム」では、タニャの出身地を含む南アジア8カ国22言語と、その言語で歌詞が書かれた世俗の歌の要素を取り込み、作品を作り上げています。アルバムを締めくくる最後の曲「Ode to South Asia」は、タニャ自身の南アジアへのオマージュです。 (C)RS