音楽CDの取り込みに最適なプレミアムポータブルモデル■音楽CDの取り込みに最適なプレミアムポータブルモデル
・BDR-XS08MB-Sは、これまでのパイオニアの光ディスクドライブの性能に加え、制振性と静音性を追求した、音楽CDの取り込みに最適なパイオニアポータブルBDドライブの最高峰モデルです。制振性向上のため新開発のアルミ製インシュレーターを標準装備。より安定した動作を実現しています。また、独自開発のアプリケーション「パイオニアBDドライブユーティリティ」により静音モードを選択することが可能で、これにより動作時の騒音を低減します。さらに正確な音楽CDデータの読み取りを実現するPureReadの最上位「PureRead4+」を搭載、より原音に近い「音」を追求します。
このほかAndroidスマートフォンと直接接続し、PCレスで音楽CDの取り込み・再生をするアプリも用意しています。独自設計のスロットローディング方式を採用し、マットブラック塗装と新たに青色LEDを実装。使いやすさと品位を両立しました。
■新たに開発した機構による制振・静音性の追求
・オーディオ機器などで用いられるアルミ削り出しインシュレーター(形状と材料を最適化したクッション付)を同梱。水平置きの際にドライブの不要な振動を平均約20%抑制します。※これにより、より安定した記録と再生を実現します。
※ディスクの回転数、設置場所によって抑制量は変わります。
・ドライブ内部に動作音抑制用のクッションを追加。動作ノイズの低減に寄与しています。
【ドライブの動作音を低減する「アドバンスド静音機能」を設定可能】
・音楽CDを直接聞くときや、BDやDVDの映画を観るとき、ディスクを読み込む音が気にならないよう、ディスクの回転数を適切に落とす機能を搭載しています。
・静音性を重視し自動でコントロールする「静音モード」
・常時回転数を落とす「常時静音モード」
・読み出し速度を重視し自動でコントロールする「パフォーマンスモード」を選ぶことができます。
※設定にはドライブユーティリティーまたはドライブユーティリティーライトが必要です。
※全ての再生ソフト・ディスクで本機能が動作するわけではありません。
■独自アルゴリズムを採用した、最上位のPureRead 4+搭載
・音楽CD の再生時、ディスク上の傷・指紋・ディスクの成型不良などによって、オーディオデータが正しくリードできなかった場合、読み取り方法を調整し、再読み取りを行ない、エラーデータ補間の発生を低減する「PureRead」を搭載。この中でも最も高性能でオーディオデータのリード性能を大幅に向上させた最上位の「PureRead 4+」を採用。また、標準の「マスターモード」と、より完全に原音で取り込む「パーフェクトモード」を搭載。これらはパイオニア独自開発のWindows 用アプリ「パイオニアBD ドライブユーティリティ」を使用して切り替えることができます。(Mac はパイオニアBD ドライブユーティリティLite を使用)
■音楽CD本来の音質で再生する「RealTime PureRead」
・「PureRead 4+」のアルゴリズムを、リアルタイム再生時においても機能させる「RealTime PureRead」を搭載しています。これにより、音楽CD の再生時に、ディスク表面の汚れや傷によるエラーデータ補間の発生頻度をリアルタイムで抑えます。
安定のCDリッピング! さらに進化したパイオニア最新BDドライブ
まずはインシュレーター無しで再生とリッピングを試してみる。「アドバンスド静音機能」をオンにした状態で試したところ、再生時はほぼ無音だが、本体に触れると周期の長い振動が僅かに伝わってくる。リッピング時は振動が増えて動作音も大きくなるが、ポータブルタイプのドライブとしてはかなり静かな方だ。
底面に丸型の付属インシュレーターを貼り込み、デスクの上で再生とリッピングを行う。再生時の低周波の揺れはほぼ一掃され、動作音は耳をドライブに近付けなければほぼ聞こえないレベルまで低下。リッピング時の振動も体感的には2~3割ほど減った印象があり、確実な制振効果を実感することができた。
BDR-XS08MB-Sでリッピングした複数の音源を再生してみる。昔のCDも今回改めて読み込んでみたのだが、声や弦楽器の瑞々しい音色やギターの鮮明な粒立ちなど、時間の経過を忘れさせるような鮮度の高い音を取り戻すことができた。
音質劣化が疑われるディスクをPureRead4+で読み取ることで、本来のサウンドが蘇ることもある。CDの価値を大切にする音楽ファンにこそ、本機は強くお薦めできると言える。
文:山之内 正
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。