『オフ・ザ・サウンドボード: ライヴ・アット・ドニントン 1996』は、英国レスターシャー州ドニントン・パークで例年開催されていた伝説的音楽フェスティバルのオリジナル開催最終年に録音された。全17曲のセットでは、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー(Do You Love Me)」「狂気の叫び(Shout It Out Loud)」「雷神(God Of Thunder)」といったKISSコンサートの定番曲や、1976年に全米トップ5入りを果たしマルチ・プラチナムを獲得したアルバム『ラヴ・ガン(Love Gun)』の表題曲などをエネルギッシュに披露。KISSはこの日、同フェスティバルのトリを飾っている。また、このステージは、ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリスの4人による待望の『アライヴ/ワールドワイド』再結成ツアーの一環でもあった。そのことからも、『オフ・ザ・サウンドボード: ライヴ・アット・ドニントン 1996』は、KISSストーリーにおける重要な瞬間を封じ込めた第一級の“音の記念品”となっている。