デビューアルバムに散りばめられたICEの原石のそれぞれに磨きがかかり、 よりポップで、よりコマーシャルなICE初期の名盤である。 このアルバムのリード局「MOONCHILD」で彼らの存在を知った人は多いだろう。 ゴージャスでダンサブルでスイートなこの楽曲は当時の音楽シーンに新たな衝撃を与え、 全国のラジオ局でオンエアされまくった。 開放的でカラフルで、まるで1つの映画を観ているようなストーリーとスリルを感じるアルバムは、 この当時の宮内と国岡が目指していた音楽性の反映である。 ちなみにこのアルバムの宣伝パンフレットには「今でも音楽が好きですか?」というキャッチがある。 「JUNKFOOD JENNY」「ANALOG QUEEN」の2曲の出来は秀逸でファンも多く、 タイトルチューンの「WAKE UP EVERYBODY」はICE版”WE ARE THE WORLD”である。 また、1曲目の「KM JAM #2(Clap Your Hands, Stomp Your Feet)」では、 ジャクソン・シスターズ「アイ・ビリーヴ・イン・ミラクルズ」のキャッチーなブレイクを引用したり、 「ANGEL」では“WOMAN NEEDS LOVE”というレイ・パーカー・Jr.&レイディオの曲名を組み込んでみたりと、 宮内独特のリスペクトワークスも潔く組み込まれている。
【収録内容】 [Side-A] 01. K.M JAM#2 02. JUNKFOOD JENNY 03. MELLOW BLUE 04. E・S・P 05. ANALOG QUEEN 06. TEA 4 TEE
[Side-B] 01. FLOWER 02. BLACK SUGER DREAM 03. MOON CHILD 04. ANGEL 05. WAKE UP EVERYBODY 06. SLOW LOVE―Bonus Track―