【ブラジル・インドネシア・コロンビアの 契約農園産コーヒー】
●バリ バトゥールマウンテン
日本市場に取引されるようになってからまだ十数年と
栽培開始から歴史の浅いバリ島産コーヒー。
火山灰土壌で水はけが良く、気候条件も雨季と乾季、寒暖の差もあることから
コーヒー栽培には理想的な環境であり、農薬・化学肥料も一切使用せず、
他のコーヒー産地では見られなくなった伝統的な栽培方法を取り入れております。
当館が独自で契約した「TABIH(タビ)村」は
コーヒー生産地の中心バトゥール山より南東へ9Kmの位置にあり
標高1,350mと非常に高く、村に在籍している56農家が
年間30tもの量を生産し、その95%以上がグレード1規格という
バリコーヒー最高規格として流通されています。
しっかりとしたコクをもちながら、飲みやすいほろ苦さと
後味にフルーティーなフレーバーを感じさせる味わいです。
●コロンビア ピタルマウンテン
南部ウィラ産のFNCスペシャルティコーヒーグレードを独自契約。
コロンビアの一大生産地となったウィラ県は、
国内全生産量の約15%を占めており特有の良好な気象条件や土壌、
そして多くの大河(マグダレナ、カウカ、カケタ、パティア)の源流や
緑に覆われた山々と渓谷に囲まれた自然豊かな地域です。
ウィラ県ピタル市の生産者組合である
Coagro Brisas(コアグロ ブリサス)から厳選し
標高1700m以上の生産地で栽培されています。
FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)が定めるスペシャルティ規格に仕上げられ
他のコロンビアコーヒーよりも熟度と資質含量が特に高く
柑橘系のフルーティで口当たりの良い上品さと
共に甘味が感じられる味わいが特徴となっております。
●マンデリン ベルカットリントン
インドネシア スマトラ島 北スマトラ州トバ湖南部に位置する
リントン・ニフタ地区。
標高1350m~1400mに位置するこのエリアの一画に
通常流通しているマンデリンとは異なる特別な栽培エリアとなっていて、
肥沃な腐葉土質に所狭しと広がるコーヒージャングルとなっている。
シェードツリーの下に4m間隔と贅沢に植えられたコーヒーの木が
樹齢30年を経過した今でも、幹が太くまっすぐ伸びた健康な状態で
大粒の真っ赤なコーヒーチェリーを育んでいます。
丁寧に手摘み収穫されたコーヒーチェリーは
当館が定める精選条件に沿い、スマトラ式といわれる独特の乾燥工程や脱穀、
スクリーン選別、ハンドピック作業をし、サッポロ珈琲館オリジナルの
スペシャルティコーヒーとして出荷されます。
マンデリン特有の深いコクと香りと口の中で余韻として広がる
上質なほろ苦さが特徴の最高級品です。
●ブラジルセラード シマダ農園
日系3世である農園主ヒューゴ・シマダ氏の
祖父母は戦前ブラジルに移住した北海道出身者。
コーヒーそのものから引き出される個性を重視するために
非水洗式(ナチュラル)にこだわり、コーヒーチェリーの段階で冷蔵庫に保管し
果肉の甘味を熟成されるなど独自の方法で品質向上に努めています。
また、きめ細やかな珈琲豆の栽培ができるようにと
100ヘクタール程度にとどめています。
味わいは、とてもバランスが良く、ブラジル特有の懐かしい
フレーバーが感じられ、ふくよかな風味が口の中に広がり
いつまでも余韻として持続するすばらしいカップが味わえます。