1000年以上の歴史を持つトスカーナの世界的生産者 フレスコバルディ
フレスコバルディ最古の畑のブドウで造るワインフレスコバルディ テヌータ・フレスコバルディ・ディ・カスティリオーニ
Frescobaldi Tenuta Frescobaldi di Castiglioni1500年代、ヘンリー8世からの寵愛を得ていたワイン
西暦1300年から造られる、フレスコバルディ家の最も古くからあるエステートのブドウから生まれる現代的な特徴を持ったトスカーナ・ワインで、フレスコバルディ家の歴史あるワイン造りの象徴となっています。まさにこのワインからフレスコバルディ家のトスカーナと深い繋がりのあるワイン作りが始まり、西暦1500年代にはローマ教皇や英国王宮のヘンリー8世から高い評価を得たワインです。冷涼な土壌と、温暖で風通しの良い気候は、完璧な成熟を促し、豊かで滑らかな、凝縮した果実味を持ったワインを生み出します。豊かな味わいを持ち、明確な現代的トーンをもちながらも、この地方のテロワールが持つ特性をしっかりと表現しています。
熟したプラム、赤系果実の味わい。調和のとれた長い余韻輝きのある紫がかった深いルビーレッドの色調、熟れたプラムが香り高いスミレやゼラニウムと完璧にマッチし、そこにクワの実やスグリのような、小さい赤い果実がほのかに香ります。味わいは滑らかで、暖か味があり、エレガントなバランスがあります。調和のとれた余韻が長く続き、最後にややスパイシーな味わいが感じられます。バリックで12カ月、瓶内熟成2カ月。
受賞・高評価獲得歴(獲得ヴィンテージ)・ワインスペクテイター 91P (2004), 90P (2005, 2006, 2008, 2013), 93P (2007)
・サクラ・アワード ゴールド賞 (2016)
フレスコバルディ家とトスカーナとの深い繋がりフレスコバルディ家の歴史は1000年以上前に遡り、常にトスカーナの歴史と深い繋がりがあります。フィレンツェが最盛期を迎えていた中世の時代に、フレスコバルディ家は英国王室の財務管理を担っており、銀行家として影響力を強めていきました。その後まもなく、ルネッサンスの開花とともにサンタ・トリニタ橋やサント・スピリト大聖堂の建設など重要なプロジェクトや芸術家たちの支援者となります。
ガンベロロッソにて2500ものワイナリーの頂点に選出
ワイン造りの歴史は700年以上あり、キアンティ・ルフィナのニポッツァーノ、白ワインの銘醸地ポミーノ、モンタルチーノのカステルジョコンド、モンテスペルトリのカスティリオーニ、キャンティ・クラッシコのペラーノ、マレンマのアンミラーリア、シエチのレモーレ、これらフレスコバルディブランド傘下の7つのエステートに加え、世界的に有名で評価の高いボルゲリのマッセートやオルネッライア、モンタルチーノのルーチェ、更にはゴルゴーナ島の刑務所でのワイン造り。そして中世から続く芸術家の保護(パトロナージュ)やチャリティ活動、それら全てが、イタリアワインの最も古く、最も重要な生産者の一つであるフレスコバルディを構成する要素です。
フレスコバルディは、各エステートのそれぞれのテロワールを表現し、その土地を代表するワインを、環境を保護しながら大切に丁寧に造り、そしてトスカーナの文化とその各地の多様性を、ワインや、特別なプロジェクトを通じて発信し、世界に伝えていくことを使命としています。
2020年度、ガンベロロッソのワインガイドにて、イタリア約2500を超えるワイナリーの中から頂点に選ばれたフレスコバルディ社。世界で最も有名なイタリアの生産者の一つである彼らが、また一つ、名誉ある賞を受賞しました。