1000年以上の歴史を持つトスカーナの世界的生産者 フレスコバルディ
樹齢150年の古樹から造られるワインフレスコバルディ ニポッツアーノ・リゼルヴァ・ヴェッキエ・ヴィーティ
Frescobaldi Nippozano Riserva人生の節目に飲むワイン
カステッロ・ディ・ニポッツァーノにおける古木(平均樹齢40年)から造られる、フレスコバルディ家の“プライベート・コレクション”と呼ばれる、伝統と歴史あるワインで、子供が誕生するとこのワインをその子のプライベートセラーに保存するしきたりになっており(男の子には500本、女の子には150本)、その後の人生の大切な節目に飲まれるワインとなります。このエピソードからも、このワインが長期熟成の大いなるポテンシャルを持っていることが伺えます。
果実味、樽香、アルコールの見事なバランス輝く濃厚なルビー色、フローラルでフルーティーな香りがスパイス香と美しく溶け合います。特に野バラとスミレの香りが際立ち、小さな赤果実系のニュアンスと調和しています。フィニッシュは、ふくよかに続くバルサム香と上品なトースト香を感じられます。繊細なタンニンにより口当たりは滑らかで、美しい酸とアルコールの調和が素晴らしく、余韻の長いワインです。
9月末に収穫、破砕、除梗後、温度管理されたコンクリートタンクで自然発酵を行います。発酵後20日間マセラシオンを施し、30hlのオーク樽へと移し、24ヶ月間熟成、その後3ヶ月瓶内熟成。
受賞・高評価獲得歴(獲得ヴィンテージ)・ガンベロロッソ トレビッキエリ (2011, 2013, 2016)
・パーカーポイント 92P (2013)
・ワインスペクテイター 90P (2012, 2014), 91P (2013), 92P (2011)
フレスコバルディ家とトスカーナとの深い繋がりフレスコバルディ家の歴史は1000年以上前に遡り、常にトスカーナの歴史と深い繋がりがあります。フィレンツェが最盛期を迎えていた中世の時代に、フレスコバルディ家は英国王室の財務管理を担っており、銀行家として影響力を強めていきました。その後まもなく、ルネッサンスの開花とともにサンタ・トリニタ橋やサント・スピリト大聖堂の建設など重要なプロジェクトや芸術家たちの支援者となります。
ガンベロロッソにて2500ものワイナリーの頂点に選出
ワイン造りの歴史は700年以上あり、キアンティ・ルフィナのニポッツァーノ、白ワインの銘醸地ポミーノ、モンタルチーノのカステルジョコンド、モンテスペルトリのカスティリオーニ、キャンティ・クラッシコのペラーノ、マレンマのアンミラーリア、シエチのレモーレ、これらフレスコバルディブランド傘下の7つのエステートに加え、世界的に有名で評価の高いボルゲリのマッセートやオルネッライア、モンタルチーノのルーチェ、更にはゴルゴーナ島の刑務所でのワイン造り。そして中世から続く芸術家の保護(パトロナージュ)やチャリティ活動、それら全てが、イタリアワインの最も古く、最も重要な生産者の一つであるフレスコバルディを構成する要素です。
フレスコバルディは、各エステートのそれぞれのテロワールを表現し、その土地を代表するワインを、環境を保護しながら大切に丁寧に造り、そしてトスカーナの文化とその各地の多様性を、ワインや、特別なプロジェクトを通じて発信し、世界に伝えていくことを使命としています。
2020年度、ガンベロロッソのワインガイドにて、イタリア約2500を超えるワイナリーの中から頂点に選ばれたフレスコバルディ社。世界で最も有名なイタリアの生産者の一つである彼らが、また一つ、名誉ある賞を受賞しました。