
ささ干しができるまで
ささ干しができるまで丸由水産自慢の製法“ささ干”。実はもともと魚嫌いだった2代目の、どうにかして小名浜の魚を美味しく食べられないかとの想いから生まれたものでした。魚嫌いの原因は、内臓とその周辺の脂から出る臭み。そこで、はらわたを丁寧に丁寧に取り除きました。そして、試行錯誤を繰り返し、臭みをとる“ささ”(酒の古称)をブレンドした秘伝の調味液が誕生。この液に一昼夜漬け置き、冷風乾燥させた後、一本ずつ凍らせる“ささ干”という製法を考案しました。こうして完成したささ干は、臭みと苦味が少なく魚の旨味がたっぷりと凝縮されています。焼くとほのかな酒の薫が広がり、中骨の身離れも良いので、魚嫌いの方でも食べられる最高の一品になりました。
地元のお母さんの味を活かした梅海干(うめみ干し)
自慢の“さんま ささ干”に、いわきの味を活かしたい。そんな想いから、地元のお母さんの味をささ干に取り入れたのが“梅海干”です。JA福島さくら いわき地区女性部高萩支部のお母さんたちがつくる、昔ながらの梅干の梅汁を使った液にさんまを漬け込むことで、より骨が柔らかく、身はふっくらと焼きあがります。梅の香りとさっぱりした味わいをお楽しみいただける一品です。
いわき市のさかなとして制定されているめひかりの丸干と地元の郷土料理としても知られるうにみそを加えた常磐ものをイメージしております。