Cirrus Logic社製 CS43131DACチップをデュアルで採用CS43131 DACチップを使用するHiBy R3Proは、DSD11.2までネイティブ対応、32bit/384kHzまでのPCM再生に加え、DAC内蔵の高解像度ヘッドホンアンプ回路により極めて低い消費電力を実現しました。
独立したクロックシステム2つのNDK(日本電波工業)社製、低位相ノイズ・アクティブ水晶発振器を採用。45.1584MHz(44.1kHz*1024fs) および49.152MHz(48kHz*1024fs)の独立した水晶発振器を搭載し、異なるサンプルレートの音楽に対応するベースシステムクロックを提供します。ジッタを低減しD/A変換の精度を高めることで、オーディオ品質に対する位相ノイズの影響を低減します。
カスタマイズされたオーディオシステム初代モデルR3に引き続きR3ProではHiBy OSを採用。使いやすいUIと省電力、そして高音質を実現しました。
Mage Sound 8Ball Tuning(MSEB)MSEBは、パラメトリックイコライザ(PEQ)と音場調整に基づく複数のアルゴリズムを組み合わせて、最も満足のいくサウンドへ直感的に調整することが可能です。
握りやすいポケットサイズR3Proは内部構造を大幅に進化させながらも、ボディサイズは初代R3と同一です。
コンパクト・軽量なので、自宅でも外出先でも最高のHi-Fi音楽体験を提供します。
3.2インチフルタッチスクリーンHiBy R3Proは3.2インチのIPSフルタッチスクリーンを採用しています。
シンプルなコントロールボタンHiBy R3Proはデバイスを直感的にコントロールするために6つの物理ボタンをボディサイドに装備しています。
カバンやポケット中に入れていても、戸惑うこと無く操作が可能です。
最大20時間もの長時間再生SoCやアンプ回路の大幅なブラッシュアップにより1600mAhの大容量バッテリーで、アンバランス接続時に20時間、バランス接続時に16時間の連続再生時間*を実現しました。
外出先でもバッテリーを心配する必要はありません。
*テスト条件:Bluetooth / WiFi /ディスプレイオフ、音量40、ローゲイン、シングルループ44.1kHz 16bit wavファイル
ハイスピードWi-Fi、DLNA、AirPlayをサポート高度な2.4G+5G Wi-Fiを搭載したHiBy R3Proは、DLNAとAirPlayをサポートしています。
双方向Bluetooth接続初代R3のBluetooth4.2からBluetooth5.0へと改良され、LDAC, apt X, AAC, SBCをサポートしています。
HiBy LinkR3Proをスマートフォン経由で操作することが可能です。
512GBBまで対応可能な拡張ストレージHiBy R3Proには内部ストレージがありませんが、最大512GBをサポートするマイクロSDカードスロットを搭載しています。
ほとんどのフォーマットをサポートHiBy R3Proは、FAC、APE、WMA、WAV、AIFF、DSD、DFF、OGGなど、ほとんどのハイレゾロスレスフォーマットをサポートしています。 DSD256、PCM最大384Khz / 32bitのネイティブサポートにより、その場で演奏しているかのような息を呑むサウンドを実現します。
コンパクトサイズはそのままに随所が進化、高い完成度を誇るハイコスパDAP
先代モデル「R3」の美点を完全に継承しつつ、強力なアップデートが加わった新モデルだ。コンパクトな外観はほとんど変化していないが、オーディオプレーヤーとしての心臓部であるDACおよびアンプまわりをはじめ、駆動時間も大幅に延長している。
バランス駆動で音質を確認してみると、なだらかにまとめられた帯域バランスに滑らかな音調で、イヤホン側の持ち味に沿った素直な音。ローエンドも、特にバンドサウンドでのエレクトリックベースは、膨らまず、抑えも効いた力強い表現。クラブ系のさらに低い帯域のベースでも、膨らんだりぼやけたりということはない。
もっとパワフルにイヤホンを鳴らしたい場合も、コンパクトなのでポタアンと組み合わせやすい。プレーヤーとスマホをBluetooth接続し、アプリからリモート操作ができる「HiBy Link」機能も便利だ。
エントリーユーザー向けの製品として極めて高い完成度。とりあえず入門機、あるいはセカンド機として導入し、将来的に他の機器と組み合わせてマニアックな楽しみ方を……と、長い目で見た活用も視野に入れておける。幅広いユーザー層にチェックしてみてほしいプレーヤーだ。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。