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棒鱈
「棒鱈」の由来
棒鱈は、真鱈の干物です。「たらふく(鱈福)食べられる」という意味から「食べ物に困ることがないように」との願いが込められています。
京都をはじめとする関西地方を中心に、おせち料理に使われるようになりました。また、保存食で日持ちすることから重宝されています。
「棒鱈」の特徴
棒鱈は水に浸して戻してから料理に使います。「凍干しタイプ」と「素干しタイプ」の二種類があります。「凍干しタイプ」は、一晩水に浸せば戻ります。「素干しタイプ」は、戻るのに一週間くらいかかるので、水を取り替えながら戻します。戻す際の水は、水道水か米のとぎ汁を使います。じっくり時間をかけて戻してから使うのがおすすめです。
おせち料理での棒鱈は主に煮物にします。骨まで柔らかくさせるために、2時間以上コトコトと、アクを取りながら煮るとよいでしょう。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。