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くわい
「くわい」の由来
くわいは芽の形が鍬(くわ)に似ているところから「くわい芋」の名前が付いており、縮めて「くわい」と呼ばれるようになりました。味はゆり根に似てほろ苦く、茹でるとホクホクとした食感を楽しめます。
身から大きな芽が勢いよく伸びた形状から「めでたい(芽出たい)」縁起物とされています。
「くわい」の特徴
外皮の色がやや青みがかっていて傷のないもの、芽がすっと伸びていて、軸がしっかりしているものを選ぶのがおすすめです。皮を剥いて使います。縁起物なので、芽はすべては切り落とさず、少し残します。アクが強いので、水にさらして、米のとぎ汁や酢を入れた湯で下茹でしてから料理します。十分にアク抜きしないと、煮たときに苦みが残ってしまいます。
冬の葉野菜や豚肉と煮ると、食べ応えがアップします。ホクホクしているので、素揚げしてもおいしいです。上から見て六角形に見えるように飾り切りをすると、お重が華やぎます。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。