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紅白なます
「紅白なます」の由来
大根とにんじんでつくる「紅白なます」は、酢の物の定番です。大根とにんじんの紅白の色合いが水引を表すとされ、「水引なます」とも呼ばれます。色が白い大根は、清らかな生活を願う意味が込められています。大地に根をはるので、家の土台がしっかりして栄えるともいわれています。
「紅白なます」の特徴
紅白なますは彩りがよく、さっぱりとしているので、箸休めに最適です。大根とにんじんを拍子切りにして甘酢に漬け、柚子の香りをきかせるとさわやかに仕上がります。大根に対してにんじんの量を少なめにすると見栄えがよくなります。柚子をくり抜いて器にすると華やかです。大根とにんじんのほかに、きくらげやゆずの皮、三つ葉などを加えて5つの食材にして「五色なます」にしたり、7つの食材にして七福神になぞらえた「七福なます」にすることもあります。また、炒めてから酢で和える「炒めなます」にすることもあります。地域によっては、干し柿やイクラを加えるところもあります。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。