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里芋
「里芋」の由来
里芋はひとつの種芋から親芋、子芋、孫芋と増えていくことから、「子どもがたくさん生まれるように」と子孫繁栄の願いが込められています。
「八頭(やつがしら)」も里芋の一種で、里芋同様に子孫繁栄の他に出世を願っておせち料理に使われる事があります。
「里芋」の特徴
主に煮しめや筑前煮にします。だし汁でじっくり時間をかけて煮る「含め煮」にすると、里芋らしいねっとり感とやさしい甘味を味わえます。見栄えよく形を揃えるなら、粒ぞろいで小さめのものを使います。下茹でしてぬめりを取るのがふっくらと仕上げるコツです。下茹でする際は皮付きで茹でた方が、皮がつるんと剥けてぬめりも取れます。炊き合わせなどに向いています。ただし、煮っころがしやコロッケなどのねっとり感がいきる料理では、ぬめり取りはほどほどにするのがおすすめです。
上下を切り落とし、上から見て六角形になるように包丁で皮を剥くと上質感が出ます。また、含め煮にして、重箱に詰める際に面と面をくっつけて並べると、亀甲模様になってお重が華やかになります。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。