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筑前煮
「筑前煮」の由来
筑前煮は、現在の福岡県北西部の郷土料理です。昔、その土地が「筑前」と呼ばれていたことから「筑前煮」と呼ばれるようになったといわれています。
「ん」が付くので「運」が付くとされているにんじんやれんこん、子孫繁栄の願いが込められた里芋、長寿の願いが込められたごぼうなど、おめでたい食材がたくさん使われるので縁起物でもあります。
「筑前煮」の特徴
使う具材は地域や家庭によって異なりますが、鶏肉、にんじん、れんこん、里芋、たけのこ、ごぼう、こんにゃくなどです。煮しめと異なり、必ず鶏肉が入ります。また、煮しめが炒めずに煮るのに対し、筑前煮は具材を炒めてから煮詰めます。にんじんやれんこんを花の形に、こんにゃくを手綱の形に、などを飾り切りにすると、より華やかに仕上がります。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。