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こはだ
「こはだ」の由来
お寿司のイメージが強いこはだ。ブリと同じように、シンコ、こはだ、コノシロと、成長するにしたがって呼び名が変わります。そのことから出世魚として、立身出世の願いが込められています。体表が柔らかくて光沢があり、美しいことから、子どものような肌に例えて「子肌」と表記されたともいわれます。
「こはだ」の特徴
こはだは、目と腹の色が銀色に輝いているものが新鮮です。主に、おろして酢で漬ける酢じめにします。おせちでは「粟漬け」がおすすめです。酢じめにしたあと、クチナシで黄色に染めた粟(あわ)とショウガのみじん切り、唐辛子の輪切りを加えて、こはだと交互に重ねて漬けます。鮮やかな黄色と赤色のコントラストが美しく、おせちを華やかにします。天ぷらや唐揚げにしてもおいしいです。
おせち料理の意味・由来
記事監修
弥冨 秀江 (いやどみ ひでえ)
管理栄養士。女子栄養大学生涯学習講師。株式会社ヘルスイノベーション代表。長年の病院、企業での豊富な栄養指導、臨床経験をもとに、出版、出筆活動、企業の食品およびメニュー開発など食事療法の新しい領域を創造する。